名探偵コナンの劇場版第22作品目『ゼロの執行人』では『公安』と名の付く組織がたくさん出てきてどのような関係性なのかわかりづらくて、内容を理解するのが難しいと感じた方も多かったのではないでしょうか？？
警察庁？警視庁？検察庁？
それぞれに公安？
頭の中にハテナがいっぱいです。
これを理解していないと、『ゼロの執行人』を理解するのは難しいですね！
今回は『公安』組織の違いについてまとめてみましたので解説していきたいと思います！
公安の違いは？それぞれの機関によって違う？
『ゼロの執行人』では、警察庁、警視庁、検察庁それぞれに公安があるような感じでしたが一体どういうことなんでしょうか？
分かりにくかったですが、公安というのはそれぞれの機関にあります。
警察庁とは
まず、警察庁というのは、国の警察のこと。
全国の警察組織のまとめ役で、日本全国の警察を統括する機関です。
安室さんはこの警察庁公安部に所属しています。
警視庁とは
警視庁というのは、各都道府県ごとに置かれている警察本部のひとつ。
東京だけ『警視庁』という名前が付けられています。
風見さんはこの警視庁公安部に所属しています。
警察庁が警視庁も統括しているということになりますね。
検察庁とは
検察庁というのは、警察が逮捕した被疑者を裁判にかけるかどうか判断する機関です。
警察が捜査をして集めた証拠をもとに確認し、事件の当事者から直接事情を聞き出し捜査して、起訴するかどうかを決めます。
弁護士と警察の間って感じでしょうか？
検察庁にも公安部があり、主に公安事件の担当をする部門です。
この検察庁の公安部という組織に日下部検事がいるというわけです。
公安警察とは
安室さんの「これでよく公安が務まるな」です。
風見さん……#ゼロの執行人 pic.twitter.com/1u0dsW11L3
— コナン専用＠さや (@sinichi_saya) 2018年7月25日
警察庁、警視庁それぞれにある公安部門のことを公安警察と呼んでいます。
呼び方は同じなので、警察庁所属なのか、警視庁所属なのかわかりにくいですよね。
公安部門では、テロ、宗教、スパイなど、日本国家における反社会的活動を予防したり取り締まる業務を行っています。
活動内容は国家治安に係るものもあり、公にされないことも。
特殊な任務を遂行するための組織であるので、優秀な人材が揃っているエリート集団であるとも言えるでしょう。
コナンに登場する公安警察のメンバー
現時点で分かっている公安警察のメンバーについて紹介していきましょう！
安室透
警察庁警備局警備企画課所属（通称ゼロ）で、国の治安を守り、警視庁や都道府県警察の公安部を取り仕切っています。
警察庁警備局警備企画課には実働部隊はなく、警視庁の作業班と呼ばれる部下たちと一緒に活動しているようです。
風見裕也
警視庁公安部に所属し、階級は警部補。
安室さんの部下兼後輩として直接連絡をとれる存在の一人です。
『純黒の悪夢』で初登場し、その後も原作、映画にも登場しています。
スコッチ
警視庁公安部所属であり、安室さんと一緒に黒の組織に潜入していました。
黒の組織潜入中に組織側に公安のスパイであるということがバレてしまい、拳銃自殺しています。
安室さんとは幼馴染で、本名は景光（ひろみつ）であるということが明かされています。
黒田兵衛
警視庁捜査一課管理官であり、作中でもかなりのキーパーソンと思われる人物です。
『ゼロの執行人』のラストシーンでは、安室さんに電話で指示を出しているようなシーンがありました。
安室さんに指示を出せるということは、公安のボスなのでは？という憶測が飛び交っています。
『ぬかるなよ』のあとに『バーボン』と言っているような口の動きがありましたので、黒の組織ともなにか関係があるのでは？？
黒田兵衛に関してはまだまだ目が離せません！
それぞれの組織の関係性について
組織同士の関係性についても解説していきましょう！
安室さんと風見さんの関係は？
安室さんは警察庁警備局の警備企画課のゼロという組織に所属しています。
安室さんのいるところは公安警察のトップにあたるところであり、警視庁や道府県警察の公安部門の作業指導を行っています。
風見さんは警視庁公安部に所属しています。
警視庁というのは東京都の警察ということだということ分かりましたよね。
警視庁は警察庁の指示に従わなければならないので、風見さんは安室さんの部下であるということになります。
公安警察と公安検察の関係は？
『ゼロの執行人』では、岩井統括と日下部検事は公安検察でした。
岩井統括は公安警察の言いなりになっていましたよね。
ということは、公安検察は公安警察よりも立場が上であるということなのでしょう。
公安の協力者とは？
『ゼロの執行人』では、公安の協力者が大きく関わってきていました。
では、協力者というのは何のことなのか説明していきますね。
公安の協力者というのは、公安警察の捜査官が捜査を進める上で有意義な関係を築けると判断し協力関係を結ぶ一般人のことです。
橘境子弁護士は公安警察風見さんの協力者で、羽場二三一は公安検察日下部検事の協力者でした。
公安捜査官が協力者を獲得するには、ゼロの許可がないとダメなんだとか。
そして、ゼロの管理のもとで協力者は動くことになります。
協力者にはそれぞれ番号が付けられ、番号で管理されることとなっているようです。
羽場二三一は日下部検事の協力者でしたが、そもそも公安検察は協力者を作ることは認められないとされていましたね。
それを隠し通すために羽場二三一は取り調べの際本当のことを言わなかったわけですが。
公安が優先するのは国
公安は、一人の個人よりも、国の安定を優先します。
人が一人死ぬことよりも、国が安定することのほうが優先ということです。
『ゼロの執行人』では、風見さんは安室さんを人殺しだ！とか言っていました。
今回は、取り調べで自殺に追い込まれた羽場二三一のことを言っていたのですが、結果的には羽場は死んでいませんでしたけどね。
それでも、安室さんは国を守るという大きな使命を抱えていますので、時に冷たく非情にならなければいけないときがあるということですね。
他人の命もそうですが、国のために自分の命だって賭けているはずですけどね。
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まとめ
公安でも大違いだな!!
ヒロアカ ヒーロー公安委員会 目良
コナン 公安 安室 風見#ヒロアカ pic.twitter.com/SCVn71LZWc— スナバ@銀魂/ﾊｲｷｭｰ/ｺﾅﾝ/文ｽﾄ (@tottoriganba) 2018年7月21日
警察庁、警視庁、検察庁の関係が少しでもお判りいただけましたでしょうか？
調べていても、まだなんとなく頭がこんがらがってしまう感じがします（笑）
力関係としては『警察庁＞警視庁＞検察庁』というところですね！
ここまで見てきて分かるように、安室さんは警察の中でも一番トップの警察庁のさらにトップの部署にいる超スーパーエリートってことになりますよね？
違う組織の中の公安部門でのいざこざが今回の事件を巻き起こしてしまったということですね～。
公安部門といえば、刑事ドラマなどでいう特殊な事件を取り扱うお偉いさんがいるところ！というイメージでしょうか。
テロとかスパイとか、私たちが普段生活している中ではこういう事件を捜査している組織というのは表立って活動している様子はないですもんね！
それぞれの組織に存在している公安・・・
わかりづらいですが、安室さんも風見さんもこれからもまだまだ活躍していくこと間違いなしでしょうから、一度公安部門について理解しておくと、今後も話が分かりやすいのではないかなと思います！
風見裕也や安室透、公安が大活躍している映画、ゼロの執行人のDVDはゲットしましたか？？
